栃木県那須塩原市の板室温泉旅館組合(室井孝幸組合長=勝風館)はこのほど、新型コロナウイルスの影響で冷え込んだ観光需要を回復させようと、「アウトドアアクティビティー半額キャンペーン」を始めた。
キャンペーンは、市の「リフレッシュ!宿泊キャンペーン」に連動しているため、利用できるのは市民のみ。7月31日まで実施する。
キャンペーンに参加している加盟旅館(9軒)に宿泊した当日か翌日に、1回限定でアウトドアアクティビティーの料金が通常の半額になる。
板室ダム湖をカヌーで巡るツアーは中学生以上が3千円(通常6千円)、小学生2500円(同5千円)。大型サーフボードに立ち乗りしてパドルでこいで水上を進む「SUP(スタンドアップパドルボード)」は3250円(同6500円)で体験できる。このほか、ネイチャーツアーやナイトツアーなどもある。
加盟旅館の一つ、ONSEN RYOKAN山喜の山口忠孝さんは「宿泊キャンペーンが次々と実施される中、アウトドアスポーツも一緒に盛り上げようとこの企画を始めた。旅館の休業中、アクティビティーも休業だった。エリア全体を盛り上げていくことが重要で、この企画は格好の材料になる」と効果を期待する。