全国の信用金庫で組織する「よい仕事おこしネットワーク」(事務局=城南信用金庫)は7月20日、新潟県柏崎市の名産品「日本海 石地わさび」を使ったクラフトビール「KASHIWAZAKI WASABI ALE 花火」の完成披露を東京都内で行った。同市の櫻井雅浩市長は「爽やかな辛みとコクが舌に残り、おいしい」と出来栄えに太鼓判を押した。
よい仕事おこしネットワークは全国各地の名産品を使ったクラフトビールの開発を進め、コロナ禍で苦境にある地域経済の活性化に一役買っている。今回は国内でも珍しい海岸沿いで栽培され、名物となっている柏崎市石地海岸のわさびを使ったクラフトビールを造った。ラベルのデザインは同市の障害者施設の入居者による作品で、同市の花火大会で「越後三大花火」の一つに数えられる「ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会」の様子を描いた。
お披露目式には同市の櫻井市長、柏崎信用金庫の小出昭夫理事長、城南信用金庫の川本恭治理事長らが出席、出来たてのビールを試飲した。櫻井市長は「柏崎の花火は日本一と市民は自信を持っている。日本一の花火をバックにこのビールを味わうのが今から楽しみだ」と述べた。
出来たてのビールを試飲する(右から)櫻井市長と小出理事長、川本理事長