鬼怒川温泉のあさや(栃木県日光市、木村和夫社長)は1日、秀峰閣の男女大浴場に「半露天ジャグジー風呂」と男女入れ替え制となっている屋上露天風呂の一方に「檜舟型風呂」を増設した。
檜舟型風呂は「岩風呂」「桶風呂」のある鶏頂山側に増設された。半露天ジャグジー風呂は、「鬼怒川の渓流からの風を取り込める造り」が特徴という。
同館では、日々集まる利用者からのアンケートをもとに毎日、各部門長が意見交換を行い施設の改善に役立てている。今回の温浴施設増設もこの調査結果に基づくもので、「風呂の規模は大きいが、変化に乏しい、などの意見があったため」(木村社長)。
併せて同館では、利用率の高い秀峰閣和室(12畳タイプ)3室の増室工事も行い、これにより総客室数192室、収容人員876人となった。さらに、宴会場(30畳)の新設に加え、エステサロンを移設した。
今後は、要望の多い貸し切り家族風呂の新設が検討課題という。木村社長は、「引き続き、来年以降もお客さまの要望に添う形で、設備投資を行う。今後は、人材育成にも力を入れていく」としている。
檜舟型風呂