栃木県は今月から11月まで5回にわたって、首都圏在住の団塊世代を対象に体験・交流型のモニターツアー「とちぎ悠々おとな旅」を実施する。参加定員の夫婦50組に対し、応募は176組と多数に上ったため、参加者を抽選で決定した。
昨年度に続く2度目の試み。県では、二地域居住の促進、観光客のリピーター確保や受け入れ環境の整備などに向けて、団塊世代のニーズを把握し、今後の施策に反映させていく。対象者は、東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県に居住する45〜65歳の夫婦。
モニターツアー1回当たりの定員は10組20人。実施日により1泊2日と2泊3日のコースがある。参加者の自己負担額は1泊2日コースの場合で1人当たり7500円、2泊3日で1万2500円。ツアー終了後に参加者からアンケートを回収する。
計5回のツアーでは、国見の棚田で行う稲刈り、矢板の生産農家でのリンゴ狩りなどをはじめ、そば打ち、ダッチオーブンでの野外夕食など、さまざまな体験メニューを提供する。宿泊先は、旅館、ホテル、ペンションなど。
第1回のツアーは、「栃木の初秋を2泊3日でじっくり体験するたび」として今月23日から行った。