「本物出会い 栃木」観光キャンペーン推進協議会(会長・荒川正利県産業労働観光部長)は16日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで、旅行会社などを対象に「観光情報説明会」を開催、福田富一知事も駆け付け、県の観光魅力をアピールした。
来年4月から6月にかけて、県全域がJR東日本の「重点販売地域」に指定されたことを受け、期間中の観光素材を旅行会社に提供、商品造成・販売に役立ててもらう。
冒頭あいさつした福田知事=写真=は「重点販売地域の指定は3年連続であり、県を売り込む好機としたい。特に日光地区については、来年は家康公鎮座400年、日光山開山1250年の節目であり、記念行事も予定されている。造成の参考にしていただき、栃木ファンになってもらいたい」と強調した。
来賓としてJR東日本の高橋敦司・鉄道事業本部営業部担当部長、関口幸一・東武鉄道鉄道事業本部副本部長があいさつ。高橋部長は「重点販売地域の指定で3年連続は滅多にない」と述べ、県の観光振興の熱意を評価した。また、関口副本部長は新型特急500系の導入やSL復活など、観光誘客への取り組みなどを紹介した。
この後、県や各エリアの担当者らがそれぞれの魅力をプレゼンテーションした。県観光交流課は花の名所や旬の味覚、テーマ型観光などについて説明。那須エリア(大田原、矢板、那須塩原、塩谷、那須の5市町)は温泉や観光周遊手形などを紹介し、造成、送客を呼びかけた。