栃木県旅館ホテル生活衛生同業組合は3日、同県の鬼怒川温泉ホテルで宿泊業従事者向けの人材育成研修会を開いた。地域の観光資源や食事と酒をテーマに専門家が講義。約50人が参加した。
「地域に関心、興味を持つ」と題して、JTB総合研究所の近慈男、大伴哲夫両氏が講義。参加者がグループディスカッションを行い、「土地の価値のあるもの」について発表した。
横倉商店(酒類卸)の杉山剛氏と鬼怒川温泉ホテルの小野英隆副総支配人は「食事とお酒の文化理解」と題して講義。料理と酒の組み合わせについてや、料理の作法、器の知識などを試食・試飲を通して学んだ。
事業は青年部が主体となり、厚生労働省の「新事業展開地域人材育成支援事業」に応募、選定されたもの。今後は1月15日(宇都宮)、16日(那須)、23日(鬼怒川)、2月18日(同)、19日(同)に実施を予定している。