大建工業(大阪府大阪市)はこのほど、宿泊施設や商業施設などで需要が拡大している機械すき和紙を原材料とする畳おもての新製品「銀白 極(きわみ)」「銀白 市松(いちまつ)」の2製品を発売した。
近年、消費者の中では高級志向の傾向が強まっており、畳おもてにおいても、同様のニーズが増加している。一方で、熊本産をはじめとした国産イ草による高級畳おもての生産量は年々減少傾向にあり、需要と供給のギャップが市場課題となっている。そこで意匠・性能ともに、同社最高級グレードの「銀白 極(きわみ)山葵色(わさびいろ)」をラインアップした。こだわりの畳を求める顧客に対し、新たな選択肢を用意した。
また、インバウンド需要が増加する昨今、和食や和室など、日本ならではの文化が再評価される傾向にあり、中でも和の伝統模様のひとつでもある「市松柄」は、2020年の東京オリンピックエンブレムにも採用されるなど、近年特に注目を集めている。同社では、これまでもさまざまな織り方や色柄をラインアップしているが、昔ながらの伝統を受け継ぐ「市松柄」を用いた新製品「銀白 市松(いちまつ)」を新たに発売した。味わい深い濃淡のグラデーションが、インテリアに格調と情緒を与える。
同社は「製品ラインアップを強化することで、高級志向の顧客や、デザイン性を重視する顧客など、多様なニーズに応えていきたい」としている。
問い合わせ先は大建工業お客様センターTEL0120(787)505。