「その手は桑名の焼きはまぐり」で知られる三重県桑名市は、市の魅力をアピールする「はまぐり大使」にお笑いコンビのCOWCOW(カウカウ)を起用することを決め、16日、東京・日本橋の三重テラスで就任式を行った。
カウカウは2代目大使で、初代はよゐこの浜口優さんが務めた。大使ははまぐりをはじめとした桑名の魅力を全国に、より効果的にPRすることが任務となる。市は11月28日にイベントを行い、感謝状を贈る予定だ。
伊藤徳宇市長は「老若男女に人気があるカウカウは大使に打ってつけ」と述べ、その手腕に期待。カウカウはインドネシアなど海外でも活躍しており、海外との友好都市提携も視野に入れている市のイメージに合致していることも起用の決め手となった。
カウカウは大阪府枚方出身。「なぜ起用されたのか分からない」(善しさん)と戸惑いながらも、持ちネタの「あたりまえ体操」をアレンジした「はまぐりまえ体操」を披露、「桑名のあたりまえをアピールし、PRに一役買いたい」と意気込んだ。
伊藤市長によると、名物のはまぐりは漁獲量が大幅に減り、一時は1トンを切っていたが、今は年間200トンまで回復している。ナガシマリゾート、多度大社、六華苑、七里の渡跡など観光資源にも恵まれている。