森トラスト(東京都港区、伊達美和子社長)は7月28日、「ラフォーレ」ブランドで展開しているホテルのうち5軒を「マリオット」ブランドに切り替え、同時開業した。世界最大のホテルチェーンであるマリオット・インターナショナル(米国メリーランド州)とフランチャイズ契約を結んだことで、グローバル規模でのインバウンド宿泊客獲得を狙う。伊達社長はあいさつで「グローバルスタンダードを地方に普及させることで、観光から地方創生を盛り上げたい」と強調した。
開業したのは、軽井沢マリオットホテル(全142室、うち温泉露天風呂付客室28室、温泉ビューバス付客室28室。温泉大浴場、露天風呂あり)、富士マリオットホテル山中湖(全105室、うち温泉付客室21室。温泉大浴場、露天風呂あり)、伊豆マリオットホテル修善寺(全128室、うち温泉露天風呂付客室49室、温泉付客室10室。温泉大浴場あり)、琵琶湖マリオットホテル(全274室、うち温泉付客室42室。温泉浴場あり)、南紀白浜マリオットホテル(全182室、うち温泉ビュー付客室46室。展望露天風呂、温泉大浴場、貸切風呂あり)の5軒。
開業に先立つ7月26日、東京・品川区の東京マリオットホテルで開いた記者会見には、マリオット・インターナショナル・アジア太平洋社長兼マネージングディレクターのグレイグ・S・スミス氏も出席。スミス社長は「五つの新しいマリオットホテルが、日本の地方創生の一助となることを願っている」と述べた。伊達社長は「豊かな自然や歴史文化に恵まれたこれらの地域での体験は、世界水準のホテルブランドがお届けするサービスとともに、これまでにはなかった思い出深い日本の旅を提供することになるだろう」と語った。