国土交通省東北運輸局と東北観光推進機構は11日、プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルス(楽天野球団)を東北観光親善大使に任命した。球団が昨年日本一になり、東北への注目度を高めたことや地域貢献に積極的に取り組んでいることから、同運輸局などが依頼した。
任命を受けて、抽選で球団グッズが当たる「復興商店街でつなぐ旅スタンプラリー」が12日から始まった。また、観光庁が開設している東北地方の太平洋沿岸エリアの観光情報を紹介するウェブサイト「東北物語」に、球団や選手がメッセージを寄せる。さらに楽天球団のユニホームを着用して観光イベントでPRするなどの誘客活動を行っていく予定。
任命式は球団の本拠地のコボスタ宮城で行われた。出席した楽天野球団の立花陽三社長は「昨年のリーグ優勝およびクライマックスシリーズと日本シリーズ(の勝利)は、東北の皆さまの力があったからこそ。今度はわれわれが東北の皆さまへお返しする番。試合に勝ち続けて元気を与え続けることはもちろん、東北への観光を盛り上げるためにも一役買って頑張ってまいります」と述べた。