楽天トラベル、「2018年インバウンド人気上昇都道府県ランキング」発表

2018年 訪日旅行（インバウンド）人気上昇都道府県ランキング

1位の鳥取県は、前年も3位にランクインしており、近年外国人旅行者からの注目を集めています。鳥取県はアニメに由来する愛称を持つ「米子鬼太郎空港」「鳥取砂丘コナン空港」の2つの空港を擁し、元となったアニメは多くの外国人にも親しまれています。特に後者の作者出身地に建つ記念館は人気観光スポットの一つです。エリア別に見ると、「鳥取・岩美・浜村」エリアの伸び率が+280.8%（約3.8倍）と最も好調で、同エリアにある鳥取砂丘は、パラグライダーや砂の上でも走れるファットバイクなどのアクティビティも充実し、近年集客を伸ばしています。また、外国人観光客向けに、他府県との周遊観光も積極的に促進しています。鳥取市は昨年、外国人観光客を対象に、鳥取-大阪間の高速バスを割引するキャンペーンを実施しており、鳥取県では、隣県の島根県と共に、両県を横断する広域観光周遊ルート「縁の道～山陰～」を紹介するウェブサイトの海外向け認知拡大に力を入れています。国別でみると、香港からの宿泊が最も好調な結果となりました。2018年末からは米子-香港の国際線が増便されており、今後も人泊数の継続的な伸びが期待されます。
2位の福島県は、前年のランキング圏外から躍進し、エリア別に見ると「会津若松・喜多方」エリアに最も人気が集まりました。会津若松駅と新潟県の小出駅を結ぶJR只見線は、秘境を巡る風景の美しさから「世界で最もロマンティックな鉄道」として中国や台湾、タイなどのSNS上で話題になりました。また「福島・二本松」エリアは桜の名所として近年注目を集め、「花見山公園」や一本で絢爛に咲く姿が珍しい「三春滝桜」が人気です。
3位には、同じく東北エリアの岩手県がランクインしました。国別では台湾からの宿泊が最も好調で、岩手県の玄関口であるいわて花巻空港に、昨年、台湾との国際定期便が就航したことが貢献したと考えられます。エリア別にみると「安比高原・八幡平・二戸」エリアが+453.8%（約5.5倍）と最も上昇しました。同エリア内にある安比高原スキー場は、いわて花巻空港からバスで約80分とアクセスが良く、またソリやチューブ滑りが楽しめるエリアを拡充したことで、スキーに馴染みのない外国人観光客も楽しめると好調です。さらに多国籍のスタッフを積極的に採用し、多言語対応にも取り組んでいます。

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2018年 訪日旅行（インバウンド）人気上昇都道府県ランキング　概要
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集計日: 2019年1月21日（月）
集計方法: 以下の「宿泊期間」における楽天トラベルの外国語サイト（6言語10サイト）経由の人泊数を集計。
宿泊期間：2018年1月1日（祝）～12月31日（月）