楽天トラベル、国内宿泊施設14,000軒の新型コロナウイルス対策状況を公開


 楽天トラベルは19日、安心な旅の促進に向けて国内宿泊施設14,000軒以上の新型コロナウイルス対策状況をユーザー向けに公開したと発表した。宿を予約する際の新基準となる36項目を選定し、各宿泊施設が対策を行っている項目を一覧できるようにした。

 旅行予約サービス「楽天トラベル」( http://travel.rakuten.co.jp )は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、特設サイト「安心な旅を楽しもう」( https://travel.rakuten.co.jp/special/secure-travel/ )をオープンし、新しい旅行スタイルの提案に取り組んでいます。この一環として、本日より順次、「楽天トラベル」上で、国内の各宿泊施設の新型コロナウイルス感染症対策状況を公開します。ユーザーは今後、各ホテルや旅館の対策状況を確認した上で、これまで以上に安心して旅の予約ができるようになります。

(左)宿泊施設の予約ページに新たに「新型コロナウイルス対策について」のリンクを表示 /(右)リンクをクリックすると、対策状況閲覧ページが開く<一例>(左)宿泊施設の予約ページに新たに「新型コロナウイルス対策について」のリンクを表示 /(右)リンクをクリックすると、対策状況閲覧ページが開く<一例>

 「楽天トラベル」では、ユーザーが宿泊施設を予約する際に新たに重視する新型コロナウイルス感染症対策の基準を36項目にわたって選定し、6月1日より国内の登録宿泊施設を対象に、各項目の対応の有無と宿独自の対策内容をアンケート形式で調査しています。本調査を通じてこれまでに回答を得られた14,000軒超の宿泊施設の対策状況について、ユーザーが予約前に確認できる仕様を、本日から「楽天トラベル」上に追加しました。さらに今後は順次、宿泊施設の追加や対策状況の変更に応じて情報を更新していきます。

これにより新たに、ユーザーが「楽天トラベル」で宿泊施設を検索すると、「新型コロナウイルス対策について」と記載されたリンクが対策済みの宿泊施設の予約ページ上に表示されるようになります。同リンクをクリックすると専用ページが開き、36項目のうち各宿泊施設が対策を行っている項目を一覧することができます。ユーザーは宿ごとに異なる対策状況を参考にしながら、それぞれの旅のスタイルや重視するポイントに応じて宿泊先を選ぶことが可能になります。

「楽天トラベル」が選定した宿泊施設の新型コロナウイルス感染症対策の基準(全36項目)「楽天トラベル」が選定した宿泊施設の新型コロナウイルス感染症対策の基準(全36項目)

<「楽天トラベル」が選定した宿泊施設の新型コロナウイルス感染症対策の基準(全36項目)>
スタッフ対応
・    スタッフが手洗い、うがい、マスク着用を実施している
・    スタッフが定期検温を実施している
・    ソーシャルディスタンスを意識して接客している
・    送迎は団体を避け、お客様ごとに実施・対応している
除菌対応
・    定期的に館内(レストラン、宴会場など)を除菌清掃している
・    定期的に館内共用部分(フロント、ロビー、客室通路、大浴場など)を除菌清掃している
・    客室内を都度、除菌清掃している
・    客室内スリッパを除菌清掃している
・    客室内スリッパを使い捨てにしている
換気対応
・    定期的に館内(レストラン、宴会場など)を換気している
・    定期的に館内共用部分(フロント、ロビー、客室通路、大浴場など)を換気している
・    客室を都度、換気している
チェックイン・アウト対応
・    列の間隔をあけてソーシャルディスタンスを保っている
・    フロントにアクリル板、透明ビニールシートなどを設置している
・    非接触又は非対面チェックイン(又はチェックアウト)に対応している
・    ルームチェックインを実施している
・    ルームチェックアウトを実施している
客室対応
・    各客室に消毒液を設置している
・    各客室に空気清浄機を設置している
・    マスクを設置又は配布している
・    客室備品(ドアノブ、ルームキー、湯飲みなど)を都度、除菌清掃している
・    混雑を避けるため、客室稼働率を一定以下にコントロールしている
食事対応
・    食事の提供、配膳を工夫している(個別配膳など)
・    会場の混雑状況の管理と分散化をしている
・    部屋食、個室食事に対応している
・    発熱、咳、かぜ症状のある方の食事会場への入場制限などを実施している
お風呂場対応
・    消毒液を設置している
・    浴場内の備品を除菌清掃している
・    混雑状況の管理と分散化をしている
宿泊のお客様へのお願い
・    来館時の消毒(アルコール消毒など)をお願いしている
・    手洗い、うがいをお願いしている
・    客室の外でのマスクの着用をお願いしている
・    チェックイン時に検温をお願いしている
・    チェックイン時に問診票記入をお願いしている
緊急時対応準備
・    体調不良および感染発覚(又は疑い)の際の対応マニュアルを整備している
・    体調不良および感染発覚(又は疑い)の際のスタッフ教育を定期的に行っている

これまでの宿泊施設に向けた調査では、スタッフ対応、施設備品の除菌、換気などの衛生管理について対策済みの宿が多い一方で、食事やお風呂場のソーシャルディスタンスの確保、チェックイン・アウトのリモート対応などは対策済みの宿が少ない傾向がみられました。全36項目中、対策済みとの回答が特に多かったのは、「スタッフによる手洗い、うがい、マスク着用」(約98%)、「定期的な館内共用部分の除菌清掃」(約93%)、「客室内の除菌清掃」(約90%)でした。また、対策する施設が特に少なかった項目は「お部屋でチェックアウト可能」(約9%)、「お部屋でチェックイン可能」(約10%)、「客室にマスクを設置または配布している」(約15%)でした。

さらに「楽天トラベル」では、ユーザーを対象に、全36項目のうちプライベート旅行で特に重視する対策について、10項目までの複数回答で調査を行いました。その結果、「スタッフによる手洗い、うがい、マスク着用」の需要が最も高く、続いて「客室内の除菌清掃」「定期的な館内共用部分の除菌清掃」が選ばれる結果となり、宿泊施設の中でも対策が進んでいる項目とユーザーが重視するポイントが重なることが分かっています。

「楽天トラベル」では、今後も宿泊施設に向けた新型コロナウイルス感染症の対策調査を継続し、より多くの宿泊施設と協力しながら旅行者の安心な旅の促進に取り組んでいきます。また、ユーザーの意識調査も積極的に行うことで、今後も新たな旅行需要の変化にいち早く対応してまいります。

※宿泊施設へのアンケート調査実施概要
調査期間:2020年6月1日(月)~継続中
調査対象:「楽天トラベル」の国内登録宿泊施設(約37,000軒/2020年6月19日時点)
調査方法:アンケート形式(複数回答)

※ユーザーへのアンケート調査実施概要
調査期間:2020年6月15日(月)~16日(火)
調査対象:「楽天トラベル」のメールマガジン購読者
総回答数:3,352人
男性約62%、女性約38%/10代以下0.3%、20代1.9%、30代7.0%、40代20.0%、50代33.3%、
60代27.3%、70代9.2%、80代以上1.0%
調査方法:アンケート形式(10項目までの複数回答)

 
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