日本全国の楽天トラベル登録施設が自慢の朝ごはんを競い合う料理コンテスト「楽天トラベル朝ごはんフェスティバル2018」の決勝大会(ファイナルステージ)が11月28日、東京都渋谷区の服部栄養学校で開かれ、岐阜都ホテル(岐阜県)が優勝した。
岐阜都ホテルの朝ごはん
日本一おいしい宿の朝ごはんに輝いたのは、「あゆの雑炊~香ばしい鮎(あゆ)チップを添えて」と「奥美濃古地鶏の朴葉味噌(ほおばみそ)焼き」の2品。同ホテルの竹中康裕シェフは「お客さまや仲間など数多くの方々から激励の言葉をいただき、皆さんの思いを背負ってファイナルステージに臨んだ。朝食はホテルの顔の一つでもあり、ここで結果が出せて本当に良かった」と優勝の喜びを語った。
準優勝には、ホテル季の座(三重県)の「三重県の旬材!地鶏らんらん(卵卵)蒸し」「農家朝獲れ野菜と時季鮮魚の塩煮郷土汁」が、第3位には、白骨の名湯泡の湯(長野県)の「じっくりコトコトまろやか温泉粥」「女将の気まぐれ小鉢」がそれぞれ選ばれた。
第4位は国民宿舎千畳苑(島根県)、第5位は小豆島温泉リゾートホテルオリビアン小豆島(香川県)、第6位は那須温泉ホテルエピナール那須(栃木県)となった。
同フェスティバルには全国から約1300軒の宿泊施設がエントリー。一般ユーザーによるウェブ投票と楽天トラベルに寄せられた宿泊者の食事評価による1次審査で各都道府県の代表48施設(北海道のみ2施設)が選ばれた。2次審査では、一般審査員約600人による試食と投票で6施設が勝ち残り、決勝大会に進んだ。
決勝大会の審査員は、神田川俊郎氏(「神田川本店」店主、全日本調理師協会名誉会長、日本食普及の親善大使)、落合務氏(「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」オーナーシェフ、日本イタリア料理協会会長)、浜内千波氏(料理研究家)、武田和徳氏(楽天副社長執行役員コマースカンパニープレジデント)の4人が務めた。
審査員は、調理現場を視察した上で、宿泊施設が今回の料理に込めた思いやこだわり、食材などの説明を受け、実食審査を行った。「美味(おい)しさ」「コンセプト」「表現力」「独創性」「地域性」「朝ごはんとしての適切性」「技術」の7項目で審査した。
上位入賞者と審査員