横浜市は13日、JR桜木町駅と新港ふ頭を結ぶロープウエー「ヨコハマ・エア・キャビン」を4月22日に開業すると発表した。市によると、常設都市型ロープウエーは国内初。
みなとみらい21(MM21)にある遊園地「よこはまコスモワールド」を手掛ける泉陽興業(大阪市)が運営を担う。
ロープウエーは全長630メートルで、高さ最大約40メートル。ゴンドラ36基(8人乗り)を運行し、所要時間は片道約5分。運賃は大人千円、子ども500円。営業時間は午前10時~午後10時を予定している。
車いすなどでも利用できるようバリアフリー対応とし、冷房も完備。夜間はゴンドラをライトアップし、夜景に華を添える。
「桜木町駅と新港ふ頭が直結し、アクセスが便利になるとともに、横浜の魅力的な景観を楽しみながら移動できる」と話している。
このほか、2019年から運行を始めた京急オープントップバス横浜について、特殊なゴーグルを着用して乗車し、現実とバーチャルの融合体験をしながら市内のさまざまな観光名所を巡る「XR観光オープントップバスツアー@横浜」が春からスタートする。
XRは、仮想現実(VR)など仮想空間と現実空間を違和感なく融合し、これまでにない新たな世界を創る技術の総称。