「昭島・昭和の森 武藤順九彫刻園」が9日、東京都昭島市にオープンした。彫刻などで世界的に評価の高い武藤順九氏の大理石彫刻作品9点を樹林地に配置し、自然と芸術に触れる空間として無料開放している。
昭和の森芸術文化振興会が、昭島市や同市に本社を置く昭和飛行機工業などの協力を得て開設。ホテル「フォレスト・イン昭和館」北側の樹林地に位置している。
武藤氏は仙台市生まれで、東京芸術大学卒業後に渡欧し、彫刻、絵画、石彩などの創作活動で活躍。バチカン市国のローマ法王公邸、仏教発祥の地インド・ブッダガヤのマハボディ大寺院にも作品が設置されている。
オープンの前日、8日には記念式典が行われた。武藤氏、昭島市の臼井伸介市長、昭和飛行機工業の田沼千明社長らによるテープカットが行われた。
関係者によるテープカット