水成二酸化塩素協議会(東京都中央区)が昨年末に発足し、この5月から、日本国内での認知度を高めるため、その活動を本格化している。次世代のサニタイザー(水を流すたびに除菌洗浄剤がゆっくりと溶出すること)として、一般家庭などへの普及も図り、より安全で快適な生活を目指すことが設立の理由とした。
水成二酸化塩素とは、高純度の亜塩素酸ナトリウムが主成分で、二酸化塩素をベースとした抗菌技術の世界的リーディングカンパニーである米国バイオサイド・インターナショナルが特許製造、販売を展開する。「バクテリアをはじめ、カビ類や、ウイルスなどに対して99・99%以上効果が出る」と代表理事を務めるバイオサイド・ジャパンの丹羽一郎氏。
一般的な塩素系の殺菌剤と比べ、(1)7倍以上の殺菌力(2)3倍の反応速度で、菌に接触した瞬間に抑制、不活化する(3)2.63倍の酸化力で、瞬時に臭いの元を抑えるといった特徴を有す。
米国では、ウイルス対策に最も有効的な手段の一つとして、EPA(環境保護庁)に推薦された。併せて、FDA(食品薬品局)医薬品、医薬部外品などとして認可されていることから、国際認定を得ていることは明らかという。
大手航空会社では機内に使用する水の浄化剤として全世界で使われ、「食品にも使用できるほど安全性が高い」と、専務理事の齋藤謙一氏(BONDS社長)。
最近では、島根県の出雲大社神楽殿で、病退散祈願奉納が行われた際には、BONDSの水成二酸化塩素ブロッケンウォーターと噴霧器エアフォースDEMI4台が感染対策として設置、使用された実績がある。
この件についての問い合わせ先は、水成二酸化塩素協議会TEL03(5825)5557。
水成二酸化塩素協議会のメンバー