沖縄県(仲井眞弘多知事)と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、安里繁信会長)は、「沖縄観光&MICEコンテンツフェア〜オール沖縄大博覧会」と「沖縄ナイト」を東京、大阪で開催した。旅行会社、航空会社、映像・メディア関係者、イベント企画会社らが出席。MICE関連セミナー、各地域や離島にスポットをあてた観光プレゼンテーションなどを実施し、沖縄の魅力を売り込んだ。
東京は1月29日に東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で開催。大阪は1月30日に大阪市北区のザ・リッツカールトン大阪で開催した。
東京開催には、OCVBの賛助会員を中心に県内の観光関連事業者とMICE関連企業が約80のブースを出展した。
フェア後の沖縄ナイトには多数の国会議員、観光業界関係者が出席。山本一太沖縄・北方担当相、岸田文雄外相、植木義晴日本航空社長、伊東信一郎全日空社長らが駆け付けた。
仲井眞知事はあいさつで「沖縄県は昨年で本土復帰40周年を迎えたが、観光リゾート業は際立って大きな基幹産業に成長した」と強調。その上で「3月7日の新石垣空港開港、那覇空港第2滑走路の着工も決まった。当然、県民一人ひとりも自ら汗を流して、観光の発展に尽くしていく」と述べた。
山本沖縄・北方担当相は「(2013年度予算案の)沖縄振興予算3001億円を閣議決定した。観光、物流で東アジアの玄関口に位置する沖縄県には日本のフロントランナーとしてがんばってもらいたい」とエールを送った。
大阪会場では、沖縄県文化観光スポーツ部の平田大一部長が「今年は東京、大阪と寒い。沖縄の持つ暖かさが観光資源として優位なことが確認できた。沖縄県は文化観光をマグネットコンテンツとして取り組んでいる。地域、伝統文化やスポーツの関係者と一緒にオール沖縄で取り組んでいきたい」とあいさつした。
OCVBの安里会長は「今回はオール沖縄の観光や修学旅行、MICE関連の商品をお披露目する。新しい観光の潮流を沖縄からつくっていく。沖縄は9割が国内客。国内客に飽きられない観光地づくりを進めたい」と意欲を語った。
フェア会場では、修学旅行やMICE、八重山諸島、宮古島、久米島の観光プレゼンテーションが行われた。誘客に向けてはテーマごとのシーズンキャンペーンを展開し、通年では修学旅行やMICEの誘致を目指している。
沖繩ナイトでは、沖縄の食材や料理を紹介したほか、伝統芸能や沖縄音楽が上演された。
沖縄の伝統芸能も披露された (大阪で)
あいさつする仲井眞知事(東京で)