沖縄県の2017年の入域観光客数は、前年比9・1%増の939万6200人となった。同県がこのほど発表した。初めて900万人台を記録し、5年連続で過去最高を更新した。外国人は前年に比べて約2割増で250万人を超え、観光客数全体の約3割を占めた。
国内観光客数は、前年比4・9%増の685万4千人で過去最高。県では、台風の影響は受けたが、景気回復基調が継続するなど、全体として好調に推移したと分析した。
方面別では、羽田―那覇の増便など航空路線が拡充した東京方面が4・2%増、神戸―那覇などの航空路線の拡充や宮古・石垣への直行便の好調で関西方面が3・0%増、北九州―那覇の新規就航などで福岡方面が7・3%増、名古屋―宮古の新規就航などで名古屋方面が6・2%増。
外国人観光客数は、同22・1%増の254万2200人で過去最高だった。航空路線の拡充やクルーズ船の寄港増加で大幅な伸びを示した。国・地域別では、台湾が29・6%増の78万7千人、韓国が21・3%増の52万3千人、中国が12・2%増の50万4千人、香港が16・2%増の25万7千人など。
沖縄県の17年の観光客数は、同年の米国・ハワイの観光客数を上回ったことが話題になっている。ハワイ州のDMO、ハワイ・ツーリズム・オーソリティが1月31日に発表した17年の観光客数は938万2986人だった。