東武ホテルマネジメントは8日、浅草東武ホテル(東京都台東区)をオープンした。雷門や仲見世通り、浅草寺に近く、東京23区内では唯一「ハローキティルーム」を備える。
鉄骨造りの地上14階、地下1階建て、全253室。多くの客室はトイレと洗面を分離。全室に英国御用達のスランバーランド製ベッドを配するなど、快適な空間作りに努めた。
レストラン「SEASON’S RESTAURANT壱の壱」では、和食を中心に季節感のある料理を提供する。
同館の篠田正治総支配人は「浅草は歴史ある観光地。地域に根差したホテルを目指す。浅草を観光で訪れる方々に喜んでもらえるよう努めたい」と話した。
同館の最大のセールスポイント、ハローキティルームは2種類。パステルピンクを基調とし、かわいらしさを演出した「桜天女」、スタイリッシュでモダンな雰囲気を表現した「和モダン」を各3室用意した。
セレモニーに出席した浅草出身で、レスリング五輪銅メダリストの浜口京子氏は「子どものころからキティちゃんと一緒にいた。ハローキティルームに入った瞬間、元気をもらえた。女子会で使いたい。父のアニマル浜口をキティちゃんカラーに染めたい」「ようこそ浅草東武ホテル、という気持ち。日本と世界中の方が楽しめる場所が浅草にはたくさんある。コロナ感染症が収まって、多くの人に浅草に来てもらいたい」と述べ、「気合いだ!」とキャラクターのハローキティと共にコロナ禍の終息を祈り、声を挙げた。
セレモニーの様子
「桜天女」の室内