彫刻や絵画などの芸術と、造園や園芸などの技術が融合した“花と緑の像景アート”と呼ばれる「モザイカルチャー」をテーマにした国際的なイベント「浜松モザイカルチャー世界博2009」が、静岡県浜松市で来年9〜11月に開催される。30カ国、80団体以上の出展が予定されている。
主催は、浜松モザイカルチャー世界博2009協会(会長=中山正邦・浜松観光コンベンションビューロー理事長)。期間は来年9月19日〜11月23日の66日間で、はままつフラワーパークをメーン会場に開かれる。
モザイカルチャーは、19世紀のフランスで生まれた花と緑による立体的な園芸芸術がルーツで、“花の彫刻”としてヨーロッパで親しまれた。世界博は2000年の第1回カナダ・モントリオール大会以降、3年に一度開かれている。前回06年は中国・上海が開催地だった。
来場者はメーン会場への入場者で80万人、市内各所にも作品を配置することなどから全体で130万人の集客を目指す。ヨーロッパやカナダなど海外からの旅行者も見込んでいる。
前売り券を主要旅行会社やコンビニエンスストア、プレイガイドなどで販売中。来年3月末までが第1期前売り期間で大人1400円。来年4月からの第2期は同1600円、当日券は同1800円に設定されている。