
淡路島観光協会(兵庫県)は1日、首都圏の旅行会社、メディアを対象とした観光説明会「プレミアム淡路島ネットワーキングイベント」をグランド日航東京台場(東京都港区)で開いた。関西圏での万博開催、IR(統合型リゾート)開業を控え、特に富裕層インバウンドの誘客を視野に、島の魅力と今後行うイベントをPRした。
木下学会長(ホテルニューアワジ社長)=写真=は「淡路島はコロナ禍でも(近隣の)大阪、兵庫のお客さまに多くお越しいただいた。豊かな自然、おいしい食、景観を生かした上質な施設、伝統文化・産業、温泉がコロナ禍を乗り切る力となった」と述べた上で、「これらの魅力をさらに磨き上げることで首都圏や海外のお客さまにもお越しいただけるようになる」と、誘客市場の拡大に意欲を示した。
南あわじ市の守本憲弘市長が市内のトピックスを紹介。鳴門海峡を望む「道の駅うずしお」が来年春のオープンに向けてリニューアルを進めるほか、四国へ向かう大鳴門橋は2027年度の完成を目指して自転車道を桁下に建設する。
大阪・関西万博の開催に合わせて来年3月20日から10月13日まで、島内全域で「AWAJI島博」を開催する。島の自然や文化を生かした体験コンテンツを作り観光客に提供するもので、伝統的塩作りの見学と体験、手延べそうめん作りの体験、漁港のセリ見学など、多彩な企画を用意する。