昨年7月から、超小型EV「コムス」で山陰海岸ジオパークエリアの周遊を楽しめるサービス「ジオコムス」が開始されている。ジオコムスの利用を推進する鳥取県次世代エネルギー推進室の河上一雄課長補佐が12日、東京都台東区の観光経済新聞社を訪れ、コムスで楽しむジオパークの旅を紹介した。
ジオコムスは、世界ジオパークにも認定された山陰海岸ジオパークの一部であり、海食地形など海景が楽しめる岩美町をトヨタ車体が開発したコムスで満喫できる観光サービス。コムスは、山陰松島遊覧船すぐ横のジオコムスステーションに10台配備。1人乗りのコンパクトボディの車には、骨伝導による多言語(日本語、英語、韓国語、中国語〈北京、台湾〉)対応の音声ガイドサービスやグループ通話機能が付く。5月のGW明けからは鳥取砂丘に新たな拠点が設けられ、ジオコムスステーションに6台、鳥取砂丘ステーションに4台配備される予定だ。
河上課長補佐は「これまで30~40代を中心に利用者が増えている。夏は水着のまま乗車も可能で若い人や外国人からの問い合わせも多い。また、車体には、サメ、イカ、カレイ、のどぐろ、タコなど9種類の海の生き物がデザインされ、インスタ映え間違いなしだ」と誘客を呼び掛けた。ジオコムスステーションでは、カニキャップの貸し出しも行っている。同県では、月間160人の利用目標を掲げている。
利用料金は、モデルコース(約3時間)3千円(税込み)、フリー利用(1時間)2千円(同、1時間追加でプラス1千円)。浦富海岸島めぐり遊覧船や鳥取砂丘砂の美術館との共通券も発売されている。予約、問い合わせは、鳥取県観光モビリティ研究会事務局TEL070(3779)1815。
PRする河上課長補佐