新型コロナウイルスの影響で臨時休館していた水族館の海遊館(大阪市港区)は、緊急事態宣言の解除を受けて1日から営業を再開した。時間当たりの入館者数を制限するなど「三つの密の回避」と「新しい生活様式」に従って慎重に営業する。
営業時間は当面の間、午前11時~午後6時(最終入館は午後5時)に短縮。
主な対策として、入館券はウェブのみの販売で時間指定券を販売し、時間当たりの入館者数を制限。人数を制限することで、来館者同士の間隔を1~2メートル空けられる環境をつくり、入館券販売窓口での行列をなくしている。換気装置を設置するとともに扉は開放し、最大限換気をしている。入館前にはサーモグラフィカメラで検温を実施している。また、マスクの着用や、会話を控え、間隔を空けた観覧の協力を呼び掛けている。
そのほか、イベントやプログラムの中止、機材貸し出しの中止、消毒やビニールカーテンの設置などを行う。感染者が出た場合に施設利用者にメールで知らせる「大阪コロナ追跡システム」のQRコードを入館口付近に掲示し、来館者に利用を促している。
海遊館周辺施設の天保山マーケットプレースや天保山大観覧車も1日から営業を再開した。
営業を再開した海遊館(画像提供・海遊館)