城北信用金庫(東京都、大前孝太郎理事長)は8月14日、東京北区観光協会(会長=大前理事長)が運営する無人店舗「渋沢×北区飛鳥山おみやげ館『SMART SHOP』」を併設したATMコーナー王子営業部王子北本通り出張所をオープンした。
同信金が本部を置く東京都北区にゆかりのある渋沢栄一氏が、新一万円札のデザインに採用されたことから、2024年を「渋沢イヤー」として、渋沢関連グッズのPRなどを通じて地域の魅力向上につなげる。【記事提供:ニッキン】
無人店舗では、北区内の事業者を中心に製造・販売する渋沢栄一オリジナル商品をはじめ、同協会が考案し、城北信金職員がデザインしたキャラクター「しぶさわくん」の関連グッズなどを扱う。
商品の決済は、グローリー社を通じてTOUCH TO GO製の無人決済システム「TTG-SENSE SHELF」を導入。棚の商品を手に取った瞬間に商品を判別し、バーコードリーダーに商品をかざすことなく、会計の計算が完了。利用者は交通系電子マネー、バーコード決済、クレジットカードで決済できる。人工知能(AI)分析基盤の活用で商品を手に取った後に棚を戻した人の解析もできる。
出張所の住所は、東京都北区王子1の13の15。JR王子駅から徒歩約5分の岡安堂ビルの1階に入っていた老舗書店「ブックス王子」の閉店に伴い、1階スペースを賃貸して入居した。出張所にはATMを3台設置。コールセンターから遠隔監視や遠隔接客もできる。
無人決済システムを体験する観光協会の中林徹事務局次長(8月14日、王子営業部王子北本通り出張所)
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