滋賀ロケーションオフィス、映画「湖の女たち」ロケ地めぐりX投稿キャンペーンなど展開

　滋賀ロケーションオフィス（滋賀県大津市）は2024年5月30日、2024年5月17日公開の映画『湖の女たち』に関連するタイアップ企画として、ロケ地をめぐって写真を投稿するＸ投稿キャンペーンを始めたと発表した。このほか「琵琶湖・湖西をめぐるロケ地マップ」や主演の二人によるオリジナルメッセージ動画を作成したほか、大森立嗣監督を滋賀に招いた舞台挨拶も開催した。

　『湖の女たち』は、琵琶湖湖畔の介護施設での殺人事件を発端に、想像もつかない方向へとうねり出す物語が重層的な構造と壮大なスケール感で観る者を圧倒するヒューマンミステリーです。本作品は、高島市をはじめ滋賀県内の多くの場所で撮影が行われました。劇中にも琵琶湖をはじめとする県内の様々な場所や施設が登場しています。
　是非、映画およびタイアップ企画をお楽しみください！

１．映画『湖の女たち』琵琶湖・湖西をめぐるロケ地マップ

(1)概要
　映画のあらすじのほか、メインロケ地となった高島市内の８つの観光スポットやロケ地周辺の８か所のおすすめスポットを紹介しています。

ロケ地マップのイメージ
(2) 発行部数

　５万部（Ｂ５判カラー４頁）

(3) 配布先等
　県内の映画館や県内観光協会、道の駅、ここ滋賀、滋賀県東京本部、滋賀県(観光振興局)等で配布しています。

(4) 内容
　冊子の内容をご覧になりたい方はこちら

https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/337914.html

２．主演のお二人によるスペシャルメッセージ動画

(1) 概要
　主演を務めた福士蒼汰さんと松本まりかさんから滋賀県の皆さんにメッセージ動画が届きました。滋賀でのロケ中のエピソードやお二人がロケの合間に楽しんだとっておきのおすすめスポットなどを御紹介いただいています。

(2) 動画時間
　7分06秒

(3) 公開場所
　動画をご覧になりたい方は滋賀ロケーションオフィス公式YouTubeチャンネルをご覧ください。

https://youtu.be/iBki0E5pZV4

３．大森立嗣監督舞台挨拶（於：イオンシネマ草津）

(1) 概要
　令和6年5月19日（日）、イオンシネマ草津において、大森監督の舞台挨拶を開催しました。映画本編の上映後に行われた舞台挨拶には、大森立嗣監督、制作会社の株式会社ヨアケの吉村知己代表取締役、元滋賀ロケーションオフィス職員の安藤恵多さんが登壇し、約60人の一般の方々が会場に駆け付けました。

(2) 大森監督の主な発言
　① 映画の意図したところについて
　「主人公の福士蒼汰さんと松本まりかさんが演じる二人をどう見るかというところがこの映画の難しいところだが、この二人は、我々が通常持ってるカップルや夫婦のイメージには全くカテゴライズできない。この二人をどう見るかというのが私の中でも大きなテーマだった。この二人のやっていることは全く生産性がない。それは、時に美しく、時にグロテスクで、いわば琵琶湖のようなものだと思っている。琵琶湖は、ある意味鏡に似ていて、我々が湖を見ているとき、湖も我々を見ている。」

② 歴史上の事件が題材になっていることについて
　「映画には、浅野忠信さんが演じる過去に深く傷つき、しかし、今は悪の限りを尽くす刑事や、三田佳子さんが演じる戦時中の出来事を一生悔いている方が登場する。これらは過去のことではなく、今も現在進行形で続いていて、歴史の積み重ねの中で生きてきている我々全員が背負わなきゃいけないものなんじゃないかと思っている。」

③ 俳優にどのようなアドバイスをしていたかという会場からの質問に対して
　「自分で感じるということを俳優には大事にしてほしい。撮影中は、自分の中で役柄のイメージを作りこんで撮影に臨むのではなくて、先に「個」があることを大事にしましょうっていっていた。するとどんどん自分の振る舞いになっていく。自分の声の色でセリフを言ってくれる。すると、演技もどんどん生々しくなってくるし、感情の振り幅も大きくなってくる。」