ノロウイルスによる食中毒が、従来の梅雨時期だけでなく、近年、冬場に大流行するようになった。高齢者や若年者の場合は通年で発生している。旅館・ホテルでは、ノロウイルス対策は必須であるため、対策商品を選ぶ際には除菌やウイルスの不活化に有効なことをポイントに置きたい。効果があるとされる成分については、試験データが使用環境に応じたテストであるか、また、効果に必要な成分量が実際の商品に含まれているかの確認が重要だ。
レストランや厨房で広く使用されているアルコール除菌剤では、ノロウイルスに対して除菌効果がないうえ、揮発性が高く、持続力が弱い。ノロウイルスなどのウイルスがテーブルを汚染していた場合は除菌できないだけでなく、拭き取りに使用していたふきんなどを汚染し、他のテーブルやお盆などにまで汚染を広げてしまう。塩素系の除菌剤は、ノロウイルスに効果はあるが塩激臭が強く、こ揮発性が高いので持続力は弱い。
濤和(とうわ)化学が発売したレストラン用除菌・防臭・防カビ剤「リバルス♯10」。リバルスシリーズは、特殊カチオン性界面活性剤などで組成。刺激臭がなく、噴霧や清拭したテーブルやお盆を除菌。即効性が高いうえ、効果も継続する。
一般的な食中毒の原因となる細菌のほか、近年世間を騒がせたO−157やSARSウイルス、鳥インフルエンザウイルス、ノロウイルスなどに効果があることを各試験機関で確認している。「原液を希釈して使用するので、1リットル当たり250円と低価格」(同社)。
この件についての問い合わせ先は、濤和化学メディカル事業部(TEL072・995・3004)。
リバルス♯10