熊本県と熊本県観光連盟は、熊本観光の強みである温泉を全国に向けてPRする仮想の特命チーム「くまもと・ふろモーション課(通称・ふろモ課)」を設立した。ふろモ課のスタッフには、県観光課の職員に加え、「熊本県宣伝部長」のタレントのスザンヌさん、「熊本県営業部長」で県のイメージキャラクターのくまモン、熊本県出身の芸人、もっこすファイヤーを起用した。
「ふろモーション」は、プロモーションと風呂を合体させた造語。ふろモ課では、熊本県が提唱する温泉効果などを解説した「くまもとおふろ読本」を11月に10万部発行。特設ウェブサイトの開設やツールの提供など熊本の風呂文化の魅力を紹介していく。
県内の温泉巡りに便利な「くまもと湯巡手形」も3月末まで提供する。手形は対象の宿泊施設に泊まると1施設に限って他の宿泊施設で無料で入浴できる。
ふろモーションの一環で、熊本県は新たな温泉効果を提唱。(1)「のぼせモン効果」=熊本の温泉に入れば心身ともに「熱く」なる(2)「美肌モン効果」=熊本の温泉に入れば美しくなる—というもの。
蒸し湯、湯治の温泉地として知られる「杖立温泉」では、美容、癒し、リラクゼーションの効果を実感できる新しい旅のプログラム「Neo湯治」を開発。また、県内の対象の温泉地では、平日の午後から夜に「お風呂旅行」を楽しむプログラム「平日ふろグラム」の提案も行う。
「ふろモ課」の設立を発表した記者会見