熊本県県北広域本部のキャラバンが5日、大阪市北区の観光経済新聞社西日本支局を訪問し、来年放送のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に関連した観光情報をPRした。
熊本県の和水町(なごみまち)は「いだてん」の主人公の一人、金栗四三の出身地。和水町は熊本県北西部、福岡県との県境に位置する町。金栗四三が生まれ育った築200年以上の生家が現存している。
金栗四三は明治24年8月20日、玉名郡春富村(現和水町)生まれ。日本人初のオリンピック選手として第5回ストックホルム大会の男子マラソンに出場。その後もアントワープ大会、パリ大会の同種目に出場した。
日本初の駅伝「奠都(てんと)50周年記念東海道五十三次駅伝競走」(京都―東京間)や「東京箱根間往復大学駅伝」(箱根駅伝)の開催に尽力したことでも有名。
大河ドラマに関連して2施設が設置される。大河ドラマ館は旧玉名市役所庁舎跡地(玉名市繁根木)。ドラマ撮影セットの一部再現や衣装の展示、体験コーナーなど。開館期間は来年1月から20年1月まで。入場者数目標は30万人。
金栗四三ミュージアムは、三加和温泉ふるさと交流センター敷地内(和水町大田黒)に整備。町所蔵の遺品や写真が展示される。開館期間は大河ドラマ館と同じ。入館者数目標は12万人。
大河ドラマを記念したマラソン大会も計画されている。
キャラバンが金栗四三を紹介