日本旅行業協会(JATA)東北支部、全日本空輸(ANA)、仙台国際空港、九州産交ツーリズム、熊本国際空港、三井不動産は10月9~12日、熊本―仙台を結ぶ「震災復興チャーターツアー」を催行する。宮城県、熊本県が協力。ツアーを通じて宮城県と熊本県の創造的復興の姿を届ける。
ツアーは、震災復興の発信だけでなく、コロナ禍で低迷する両県の観光・航空需要の促進の一助を目的に実施。徹底的な感染症対策のもと、熊本県、宮城県の人に「安全安心な旅」を届け、両県の創造的復興に貢献する。
熊本発のツアーは4コースを用意。仙台市荒浜小学校、いわてTSUNAMIメモリアルなど震災遺構で語り部ガイドによる東北の今の説明を受けるほか、今年7月に世界文化遺産登録となった三内丸山遺跡、ロケ地として話題の気仙沼や久慈、中尊寺、松島など定番観光地を訪れる。
仙台発のツアーは5コースを用意。旧東海大学阿蘇キャンパスや新阿蘇大橋、阿蘇神社、復興のシンボル熊本城をはじめとする震災遺構に立ち寄り、バスガイドから震災当時の様子、現状の説明を受けるほか、阿蘇、天草、山鹿などで名所・人気スポット巡り、グルメ体験を行う。プランにより、南九州(鹿児島、宮崎)、長崎、大分などの観光名所も訪れる。
定員は、熊本発仙台行き、仙台発熊本行きとも各166人。問い合わせは、熊本発が九州産交トラベルカウンター、ツアー・ウェーブ九州営業所、仙台発がJATA東北支部まで。