環境省は7日、第12回「エコツーリズム大賞」に谷川岳エコツーリズム推進協議会(群馬県みなかみ町)の取り組みを選んだと発表した。表彰式は15日、東京・霞が関の同省で行われた。
全国から51件の応募があり、大賞のほか、優秀賞2件、特別賞7件、特別継続賞1件を選んだ。
谷川岳エコツーリズム推進協議会はこれまで、特別賞、優秀賞を受賞しており、今回、晴れの大賞受賞となった。
同協議会は谷川岳を中心とする自然を活用した地域および観光の振興に取り組んでいる。車両乗り入れを禁止した地域に環境に配慮した電気バスを運行し、バス内では同協議会の登録ガイドがネイチャーガイダンスを行っている。また、町内の宿泊者が協議会のエコツアーに参加する際の参加料の割り引きも実施。こうした一連の取り組みが評価された。
優秀賞はゆっくりずむ北海道(札幌市)、鳥羽市エコツーリズム推進協議会(三重県鳥羽市)に。ゆっくりずむ北海道は道全域を対象として「美味しく・楽しく・学べるエコツアー」を合言葉に自然体験型ツアーを開催。インバウンド事業の展開や過疎化の進む地域の活性化に向けた協議会の立ち上げにも参画している。
その他の受賞団体は次の通り。
特別賞=NPO法人奥入瀬自然観光資源研究会(青森県十和田市)▽カシオペア連邦局おもてなし課(岩手県二戸市)▽NPO法人片品・山と森の学校(群馬県片品村)▽あてま森と水辺の教室ポポラ(新潟県十日町市)▽室戸市観光ガイドの会(高知県室戸市)▽やったろうde高島(長崎市)▽屋久島ネイチャー企画FIELD(鹿児島県屋久島町)
特別継続賞=飯能市・飯能市エコツーリズム推進協議会(埼玉県飯能市)。