環境省は、「国立公園における滞在体験の魅力向上のための先端モデル事業」に、やんばる国立公園(沖縄県)を追加選定した。岸田文雄首相が8月26日に沖縄県を訪問した際に発表した。
今後、自治体と連携し、民間提案を取り入れ、国立公園の利用の高付加価値化に向けた基本構想を検討。基本構想を踏まえ、新たな宿泊施設の誘致を含め、利用拠点の魅力向上につながる具体的な取り組みを推進する。
やんばる国立公園は、沖縄島北部に位置し、国内最大級の亜熱帯照葉樹林が広がる。ヤンバルクイナなど固有で希少な動植物が生息し、マングローブ林やカルストなどの多様な自然環境を有する。2021年7月には「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」として世界自然遺産に登録されている。
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