鳥取県の米子市観光協会(杵村善久会長)と神奈川県の川崎市観光協会連合会(斎藤文夫会長)は6月25日、産業観光推進についての協定を結んだ。両市はそれぞれ、地元にある産業施設の見学などを取り入れた観光の振興発展に取り組んでおり、協定を結び交流や意見交換を活発化させることで、産業観光の充実を図りたい考えだ。
協定では、(1)重点事業である産業観光の推進に努める(2)産業観光を通じて相互協力を図り、地域活性化に努める(3)両市の産業施設への研修を行い、今後の取り組みに生かす──ことを確認した。
川崎市内で行った協定の締結式には、米子市側から、宇田川英二・観光協会副会長(皆生つるや社長)、山本茂樹・米子市経済部長が、川崎市側からは、斎藤連合会会長のほか、埜瀬武・川崎商工会議所専務理事、原田津一・経済労働局産業振興部長らが出席。「距離は離れているが、互いの産業観光のノウハウなどを市民が持ち寄ることで、よい取り組みができれば」(斎藤会長)、「われわれも産業観光に取り組んでいるが、京浜工業地帯と観光の結び付きには驚き、活力をもらった」(宇田川副会長)などと話し、今後の活発な相互交流と連携への意欲を示した。
協定書を交換する宇田川副会長(右)と斎藤会長(左)