大分県東京事務所は1月21日、東京・銀座のアンテナショップ「坐来」で、「由布院のこれまでとこれから」をテーマにした講演会を開催した。亀の井別荘の中谷健太郎相談役と由布院温泉観光協会の桑野和泉会長(由布院玉の湯)が登壇し、由布院のまちづくりについて語り合った。
新旧の観光協会長が顔をそろえ、観光地だけではない由布院の魅力を紹介。中谷相談役は有志らで由布院の記録をまとめた雑誌の刊行を予定していることを披露。20年前から収集している100点に上る由布院に関係する美術作品や、40年続く「由布院映画祭り」、建築や食文化、音楽などについて、編集長を1年ごとに交代して発信していきたいと構想を述べた。
桑野会長は「昔はよかったと言われているが、今の由布院は悪くない」と強調。旅人がちょっと立ち寄れる場所が増え、地元の人と旅人が一緒に過ごせる町に変わってきたことや、1〜2月のオフシーズンの由布院は地元の人もゆったりと迎えてくれるので特におすすめであることなどを紹介し「ぜひ現場を見てほしい」と参加者らに訴えた。
左から中谷相談役と桑野会長