全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)シルバースター部会(渡邊幾雄部会長=栃木県・やまの宿下藤屋)は6月29日、東京の砂防会館で今年度総代会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、渡邊部会長を再任。渡邊部会長は、レジオネラ属菌の問題やLGBTの対応など、登録施設のニーズや時代背景に即した課題に取り組むとし、登録施設の増強にも注力していく姿勢を示した。
事業報告では、シルバースター登録施設を広くPRするため、1万円の旅行券が抽選で100人に当たるキャンペーンを企画。同部会主導で、食品ロス削減対策をホテルメトロポリタンエドモント(東京都千代田区)や清流山水花 あゆの里(熊本県人吉市)の実践事例とともにまとめた「旅館ホテルにおける食品ロス対策マニュアル」を発行し、シルバースター登録施設に配布した。
楽天トラベル内に構築した「人に優しい宿」で、シルバースター登録施設限定のクーポン(千円)特別施策を実施。計約1億円(約2500泊)の実績により、需要喚起に大きく寄与したことなども報告した。
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