長野県松本市の白骨温泉旅館組合(斉藤康行組合長)は飲泉用のオリジナルカップ=写真=の販売を開始した。旅組がデザインを考え、カップを作るのは珍しい。「各源泉によって味も微妙に違う白骨の多彩で優れた湯質をアピールしたい」と同旅組。誘客効果も期待する。
カップは高さ19センチ、直径6.3センチの樹脂製で、重さは約155グラム。飲泉の習慣はヨーロッパでもあるが、陶器製が主流。「危険防止のため樹脂製にした」という。容量は約260ミリリットル。竹筒をイメージした形で、本体の色は青味がかった乳白色とし「白骨温泉の色」(同旅組)にした。
価格は1個880円。各旅館で販売する。初回製造数は1千個。温泉地での飲泉巡りのほか、ハイキングでも使えるようストラップを付けた。