百戦錬磨は、民泊事業でギガプライズ、UME、ナーブとの協業を始めた。
本協業において、ギガプライズ、UME、ナーブは、それぞれインターネット接続サービス、スマートロックをはじめとするIoTサービス、VRサービスなど、最先端のITソリューションを百戦錬磨の展開する民泊施設、サービスに導入し、より快適で安心のある民泊利用環境を整備してまいります。
■協業イメージと各社の役割
■民泊事業における協業の背景と目的
近年、訪日外客数は増加の一途をたどり、2018年4月には過去最高となる月間290万人(推計値)※もの 外国人が日本を訪れました。今後、2020年には東京オリンピック・パラリンピック大会を控え、訪日外客のさらなる増加が見込まれ、宿泊施設の供給不足への対処が急務となっております。このような中、宿泊施設の供給不足、宿泊ニーズの多様化への対応、空き家問題の解決など、さまざまな面で民泊への期待が高まっています。
一方で、違法民泊による地域住民とのトラブルや防犯上の問題などの課題も見られ、住宅宿泊事業の届出制度や住宅宿泊管理業・仲介業の登録制度など一定のルールを定め、健全な民泊サービスの普及を目的に、本年6月15日には住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行されます。民泊新法、民泊新法ガイドライン(住宅宿泊事業法施行要領)では、宿泊者確認の方法として、ICTを活用した本人確認が可能となるほか、観光庁長官が住宅宿泊事業者に対し、インターネットを利用することができる機能を有する設備の整備などに関し助言その他の援助を行うなど、ホスト、利用者の利便性を向上させる内容についても明確化がされています。
ギガプライズ、UMEは、集合住宅向けのインターネット接続サービスを中心に事業を展開し、近年においては住環境領域におけるより快適で安全な暮らしを実現するIoTサービスの展開に注力しています。ナーブは、不動産内見の効率化を実現する「VR内見™」などのサービスを提供し、VR登録物件数150万戸を超えるVR業界におけるマーケットリーダーです。百戦錬磨は、民泊草創期より一貫して合法での民泊サービスの展開し、民泊予約サイト「STAY JAPAN」の運営を行っています。
このたびの民泊新法施行を受け、協業を行う4社は、それぞれの持つIT技術、VR技術、法令に則した民泊サービス運営のノウハウなどを活かし、より利便性、安全性の高い民泊サービスを提供してまいります。
※ 日本政府観光局 訪日外客統計 2018年4月推計値:https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/data_info_listing/index.html
■100%合法民泊サイト「STAY JAPAN」「STAY JAPAN(https://stayjapan.com/)」は、ディープな日本のローカル体験をはじめとする、新たな宿泊スタイルを提案する民泊予約サイトです。都市部の生活空間に暮らすように滞在したり、地方で日本の伝統文化や田舎体験、農家体験などを通じて現地の方と交流できるユニークな宿泊施設などを掲載しています。国家戦略特別区域法や旅館業法、住宅宿泊事業法など、国の定める法律に則り、自治体の認可を受けた公認民泊のみを取り扱っています。
■スマートロック「 L!NKEY(リンキー)」で安心で快適な民泊を
「L!NKEY」は、UMEが開発したネットワーク対応の最新型電子錠です。ドアに穴を開けることなく既設のシリンダーを使用して設置でき、タッチパネルへの暗証番号入力や登録したICカードで開錠が可能です。
■「VRソリューション」で民泊施設、地域の魅力を余すことなくアピール
ナーブのVRソリューションは、実際にその場にいるような疑似体験ができるサービスです。専用の撮影アプリを使用することで、専門知識や技術がなくても、誰でも簡単に短時間でVR用画像・動画を作成ができます。360°の映像、画像で農泊施設や街並みを撮影することにより、その施設、地域特固有の特性や魅力を、効果的に伝えることができます。
・ナーブオリジナル専用端末「CREWL(クルール)」
「CREWL(クルール)」は手で持って覗くタイプのVRゴーグルです。顔との接地面を極力少なくしたことで、衛生上の忌避感をなくしました。また、ハンディタイプであることから自身のタイミングでいつでも閲覧を止めることができ、適度な没入感を提供するとともに、いわゆる「VR酔い」の防止にもつながります。VRゴーグルとして使用しない場合は小型のデジタルサイネージとして利用することができます。
■百戦錬磨について
百戦錬磨は、「テクノロジーと地域連携ネットワークを活用して、”明確すぎる移動目的”を創り出し、 旅行需要・交流人口の拡大によって地域活性化に貢献します」という経営理念のもと、民泊の草創期より、法律や制度に則した合法での民泊サービスを推進してまいりました。民泊予約サイト「STAY JAPAN」の 運営を軸に、民泊の自社運営・運営代行などの民泊運営事業や、自治体・地域と連携して地域活性化を行う地域振興事業などにより、民泊事業の垂直統合型ビジネスモデルを展開しています。
■ギガプライズについて
ギガプライズは、1997年の創業以来、集合住宅向けインターネット接続(ISP)サービスの提供を中心に、不動産業界向けのトータル IT ソリューションを提供しております。
(2018年3月末現在、サービス提供戸数:25.7万戸)
また、「不動産 Tech のリーディングカンパニーへ」というビジョンのもと、従来の提供サービスに加え、日本初となる集合住宅向け IoT プラットフォームサービスや世界初となる VR不動産遠隔接客店舗「どこでもストア™」など、住まいを取り巻く様々なニーズに合致したサービスを創出しております。
■UMEについて
UMEは、2006年に創業し、多くの人々の暮らしをより『安心・快適・便利』にしたいというビジョンのもと、集合住宅向け ISP サービスを始め、コールセンターサービス、ホームセキュリティネットワークサービスなどを展開しています。近年では、住環境領域における IoT サービスの推進を目的に、多くの海外企業と業務提携を行い、ネットワークを利用した遠隔操作のスマートロック「L!NKEY」や、クラウドを経由して スマートフォンで通話できる IP ドアフォン「L!NPON(リンポン)」など、住環境領域における様々なIoT サービスの開発に成功しています。
■ナーブについて
ナーブ(NURVE)は、「人々のライフスタイルを変革するサービスの実現」を目指し、VR業界におけるマーケットリーダーとして、2015年に設立されました。「買って体験する」から「買う前に体験する」に。ナーブは、VR技術で、購買パターンを根底から変える今までにないプラットフォームを創りだし、企業の迅速な意思決定と迅速な変化対応能力の向上を支援するとともに、企業の顧客満足度向上にも役立つシステムを提供することを目指しています。