
FE015i3
シャープNECディスプレイソリューションズ(東京都港区)は、屋内用ファインピッチLEDディスプレイ「FEシリーズ(スタンダードモデル)」の新たなラインアップとして、省電力モデル「LED―FE012i3」「LED―FE015i3」「LED―FE019i3」を10月12日に発売した。LEDディスプレイ市場における映像の高精細化に伴い、LED画素ピッチの狭ピッチ化へのニーズに応えるとともに、省電力設計により環境負荷の低減にもつながる製品として提案する。
新製品は、消費電力の削減と高コントラストを実現。LEDの画素構成では発光効率に優れたフリップチップ方式のSMDタイプを採用し、同社現行機種と比較して消費電力約70%の削減が可能にした。コントラスト比は「4000:1」から「8000:1」に向上し、明るい照明の下や外光が差し込む屋内でも明るくメリハリのある映像を映し出す。
同社のLEDディスプレイのFAシリーズ、FCシリーズ共通のモジュールサイズ(608ミリ×342ミリ)を同製品にも採用し、フルHD(1920×1080ドット)や4K(3840×2160ドット)解像度のマルチスクリーンを、縦横同数のモジュールを組み合わせることで構成できるのも大きな利点となる。
LEDモジュールのキャビネットの上下にコネクタを装備しており、モジュールを上下に組み合わせるだけで電源の配線は完了。映像信号は、キャビネットのホール部分からLANケーブルを通し、モジュール内部で配線するため、背面に配線が出ることなく、モジュール間の配線も外部から見えないのでスマートに設置できる。バックヤードがない場所でも設置できるよう、LEDモジュールのピクセルカードの脱着を前面から行える仕様を施すなど、設置しやすさ、扱いやすさにも配慮がなされている。
視距離に合わせて選択できる1.2ミリ(FE012i3)、1.5ミリ(FE015i3)、1.9ミリ(FE019i3)の3種の画素ピッチを用意。同製品に関する情報はhttps://www.sharp-nec-displays.com/jp/display.html、問い合わせは同社モニター・インフォメーションセンターTEL(0120)975380。
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