3月16日の北陸新幹線福井県内開業に合わせ、着地型観光バスツアー「はぴバス」=写真=の運行が始まる。同日、福井駅前で出発セレモニーが行われ、はぴバス準備期間から手伝っているはとバスも参加する。
はぴバスは、11月末まで毎週土・日曜と祝日に走る定期3コースと、募集型企画旅行8コースの計11コースを設定。
例えば、定期のうち「初めまして ふくい名所旅Aコース(午前)」は福井駅~県立恐竜博物館~越前大仏~同駅で、バスガイド付き、入館や拝観料込みで大人5500円、6歳以上12歳未満2800円。
はとバスは2階建てバス「アストロメガ」で東京から駆け付ける。バスガイドから転身した女性ドライバーと若狭町出身のバスガイドが、県庁を皇居、市中央卸売市場(ふく鮮いちば)を豊洲市場に見立てた「東京バーチャルトリップ(無料試乗会)」を実施する。
はぴバスは東京都内の観光名所などを巡るはとバスの福井県版。県内バス事業者5社(京福バス、ケイカン交通、大野観光自動車、福井鉄道、敦賀海陸運輸)と県バス協会でつくる「はぴバスコンソーシアム(共同事業体)」が運営する。県観光連盟も連携し、ツアー造成やPRをサポートする。
コンソーシアムは「1日でも早い石川の復興を願い『がんばろう北陸』をモットーに準備を進めている。県の観光を活性化させることにより、北陸3県の復興の契機にもつながれば」と話している。