KKday JapanとTikTokに特化したクリエーター共創型マーケティング事業を展開するNatee(東京都渋谷区)は9月21日、短編動画を活用した地方送客の実現に向け、業務連携を始めた。日本各地の魅力的な現地体験を動画コンテンツを活用して発信し、地方の観光振興につなげる。
業務連携は、Z世代を中心にSNSの利用頻度が高まる中、TikTokなど映像コンテンツの活用を進め、若者を中心に地域への誘客を図り、地域活性化につなげることを目的に実現。
今後は、Nateeが契約するTikTokクリエイターにKKdayで販売する国内の現地体験を福利厚生の一環として割引、または無料で提供。クリエイターが観光スポットなどを体験しながら、動画コンテンツを活用した魅力発信を行う。
8月29日には、同連携の実証実験として、KKdayが包括的連携協定を締結する美しい伊豆創造センターと連携しながら、伊豆半島でNatee所属クリエイター向けのモニターツアーを開催。映えスポットである「小室山」や、爬虫類に特化した日本初の体感型動物園「ⅰZoo」を訪れるほか、B級グルメ「肉チャーハン」の食事を行い、体験や撮影を行った。
「情報は、画像や動画コンテンツからの取得が主流となりつつある。新しい発信や伝達に挑戦する」とKKday Japanの大淵公晴日本支社長。Nateeの小島領剣代表取締役は「クリエイターが安価に、かつ撮影許可付きで存分に企画を楽しめる環境を用意できた。連携は、プロモーションの機会を創出する」と話す。