2日に発足した第4次安倍改造内閣で、石井啓一国土交通相(衆・比例北関東、当選9回、公明党)は留任となった。観光施策については、自然災害に伴う風評被害対策、2020年の訪日外国人旅行者数4千万人の達成に意欲を示した。
石井国交相は、15年10月の第3次安倍改造内閣で就任して以来、国交相の在任期間は約3年に及び歴代最長。旧建設省出身。60歳。
留任に当たって石井国交相は、観光施策に関して「相次ぐ災害による風評被害対策や非常時の外国人旅行者の安全・安心の確保に取り組むとともに、観光資源の魅力向上、観光産業の基幹産業化、ストレスフリーな受け入れ環境整備などを政府一丸となって着実に実施し、2020年訪日外国人旅行者数4千万人の目標達成に向けて取り組んでいく」との考えを示した。
統合型リゾート(IR)の整備では、「依存症などの弊害防止対策に万全を期しながら、できる限り早期にその効果を発現させるため、所要の準備作業を速やかに進めていく」とした。
石井国交相