石川県山代温泉は6月4〜5日の2日間、「菖蒲湯まつり」を開催する。主催は同祭実行委員会。1年の無病息災を祈願し、菖蒲神輿(しょうぶみこし)を担いだ若者たちが街を練り歩く山代の風物詩。
4日の午後7時ごろから、温泉寺薬王院での入湯祈願祭りの後、菖蒲神輿が始まる。菖蒲を詰めた俵を引きずり回すことで菖蒲が散乱し、芳香を撒き散らしながら、練り歩く。神輿は最後、総湯(温泉浴殿)へ突入。浴場内では若者らが菖蒲を浴槽へ投げ入れる。入湯式後の一番の入浴者は、その年の災厄から逃れられるといわれている。
5日は、地元の小学生による「代っこみこし」や、地元住民、旅館の仲居、観光客らによる「山代音頭輪踊り」が開催される。1グループ10人以上で輪踊りに参加すると、10万円が当選する企画も実施(詳細は山代温泉観光協会)。
祭りに関連して、3日にはタレントの河内家菊水丸さんと大阪文の里民踏会が、5日には人気歌手の松原建之さんが出演するイベントを開催する。
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