北海道石狩市は12日、除雪車に乗ってもらい、迫力ある除雪体験をしてもらう事業を始めた。冬の北海道ならではの事業だが、「道内でも初の試み」(商工労働観光課)という。今回は本格的な事業化に向けた観光需要調査を兼ねて実施する。
体験事業期間は3月22日までの40日間。市道を使って除雪ロータリー車(運転者含め3人乗り)と除雪トラック(同2人乗り)=写真=をそれぞれ1台走らせる。運転はできないが「雪をかき分ける豪快なシーンは必見」(同)とか。
搭乗時間は5分。料金は大人2千円、子ども1千円、カップル3千円と設定した。
20日には、札幌広域圏組合(石狩管内8市町村で構成される特別公共団体)が冬季観光資源視察調査の名目で搭乗体験したという。
将来は、石狩浜を乗客搭乗車に改造した除雪車で走行、日本海の荒波を間近にみてもらう体験事業も視野に入れている。