JRグループ協定旅館ホテル連盟(磯田光治会長=宮城県・ホテル松島大観荘、2758会員)は10日、東京のホテルメトロポリタンで総会を開き、任期満了に伴う役員改選で磯田会長を再選した。役員の任期は従来の3年から2年に改定した。
役員任期は他の連盟組織の多くが2年であることと、任期が長いとの声が上がっていたことから、改選期に合わせて見直した。
磯田会長は、自身も被災者となった東日本大震災について、「お客さまが来ると観光地全体が笑顔になる。お客さまの笑顔が復旧・復興への強い意志につながる。人と人との交流が大事だ。JRと協力して、人の交流を推し進める事業を行っていきたい」と語った。
JR側からは、6社の代表がそれぞれの営業状況を報告。復興を支援する東北への旅行商品を積極的に造成・販売している事例が述べられた。
23年度は、会員施設への送客拡大、施設の品質向上を図るための諸施策を行う。JRのデスティネーションキャンペーン関連のPR事業、宿泊客へのアンケート調査、JR社員研修などを行う。
25周年を迎える来年の総会は6月8日に行う。
このほか人事では副会長2氏が交代。藤森雄造専務理事は退任し、後任に6月28日付でジェイアール東日本レンタリース社長の高際信夫氏が就任する。
再任が決まった磯田会長