
帝国ホテル京都
厳選された高級ホテルのみが名を連ねる栄誉
株式会社帝国ホテルは1日、2026年春に開業予定の帝国ホテル京都が、世界最大の独立系ラグジュアリーホテルコレクション「ザ リーディングホテルズ オブ ザ ワールド」に2025年4月1日付で加盟すると発表した。国内では9軒目の加盟となる。
ザ リーディングホテルズ オブ ザ ワールド(LHW)は、80か国以上に400軒を超える高級ホテルを有する世界最大のコレクション。厳しい審査基準があり、多岐にわたる項目をクリアした厳選されたホテルのみが加盟を許される。新規加盟の承認率は応募数の約5%という狭き門だ。
帝国ホテル京都
伝統と現代の融合、京都の中心地に誕生
帝国ホテル京都は、京都の文化の中心地である祇園甲部歌舞練場敷地内に位置する。90年の歴史を持つ国の登録有形文化財「弥栄会館」の一部を保存・活用し、伝統と現代的な洗練を見事に融合させた施設となる。
LHWのメンバーエクスペリエンス担当副社長、デニズ・オムルゴヌルセン氏は「帝国ホテル京都は、弊社の理念である芸術性、エレガンス、信頼性を体現するホテルとなるでしょう」とコメント。世界的に認められた高級ホテルの仲間入りを果たす。
帝国ホテル京都の概要は以下の通り。
– 客室数:55室
– 施設:レストラン、バー、ウェルネス施設(スパ、プール、フィットネスジム)
– 竣工時期:2025年10月
– 開業時期:2026年春予定
LHWは1928年に38の独立したホテルオーナーによって設立された。現在は世界中に広がり、様々な目的地とユニークな体験を提供。元宮殿を改装したホテルや、何世代にもわたって同じ家族が運営する郊外の隠れ家、都市部の高層ビル、プライベートアイランドのリゾート、テントキャンプなど、多様な宿泊施設を擁する。
帝国ホテルブランドでは、東京の帝国ホテルが1987年からLHWに加盟している。京都の新ホテルも加わることで、世界中の旅行者に日本の伝統とおもてなしの心を提供する機会が増えることだろう。