第15回「神戸ルミナリエ」が12月3〜14日に開催される。主催は兵庫県、神戸市、神戸商工会議所、ひょうごツーリズム協会、神戸国際観光コンベンション協会、FeelKOBE観光推進協議会などで構成する神戸ルミナリエ組織委員会。今年の作品テーマは「光の抱擁」。神戸の街が美しいイルミネーションで彩られる。
アートディレクターのヴァレリオ・フェスティ氏と作品プロデューサーの今岡寛和氏は作品テーマについて「光の闇に放たれた無数のきらめき。まばゆい光の反射のなかに、人々が映し出され、都市の変容が始まる。優しい光の抱擁は、時を超えた過去と未来の記憶」としている。
会場は、旧外国人居留地と東遊園地(神戸市中央区)。点灯時間は月〜木曜日が午後6時〜午後9時30分、金曜日が午後6時〜午後10時、土曜日が午後5時30分〜午後10時、日曜日が午後5時30分〜9時30分。
神戸ルミナリエは、阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂とともに、都市の復興と再生への希望を託し、大震災が発生した95年12月に初めて開催。毎年数百万人の来場者が訪れている。
また、神戸ルミナリエは、企業協賛金や市民、来場者からの募金などで運営されており、開催資金確保のため、今年も来場者に「1人100円募金」の呼びかけを行っている。
ほかにも、地元マスコミの神戸新聞社、サンテレビジョン、ラジオ関西の3社とタイアップし、1口1千円の募金キャンペーンも行っている。募金協力者は氏名が新聞紙面に掲載される。