NHK大河ドラマ「平清盛」の放送に合わせ、神戸市などが実施している観光キャンペーン「KOBE de 清盛 2012」。その拠点施設であるハーバーランド会場の「ドラマ館」と大輪田泊会場の「歴史館」の来場者が9日、両館合わせて20万人を突破した。同日にはドラマ館で記念セレモニーが開催された。
20万人目の来場者は、播磨町の会社員、大江正人さん。妻と息子2人とともにドラマ館を訪れた。神戸観光のPRに活躍している「神戸・清盛隊」らとくす玉を割り、記念品や花束が手渡された。大江さんは「私は歴史ファンで、ドラマは欠かさず見ている。20万人目ということで光栄」と話した。
「清盛隊」で平清盛に扮するメンバーは「大河ドラマも後半。いよいよ福原京(現・神戸)への遷都が放送される。神戸は清盛の夢の地。神戸をもっと知ってもらいたい」とPRした。
同日からはドラマ館の展示内容も一部リニューアルされた。
主な登場人物である伊東四朗さんが演じる白河法皇、玉木宏さんが演じる源義朝、武井咲さんが演じる常盤御前、成海璃子さんが演じる滋子の衣装が新たに展示されたほか、記念撮影コーナーでは来場者用の衣装も新たに用意されるなど充実を図った。
来年1月の閉館までに両館合わせて60万人の入場者数を見込んでいる。