神戸空港、国際線拡大の新局面 第2ターミナル開業

　関西エアポート神戸は4月18日、神戸空港の第2ターミナルビルを供用開始し、同日に国際線チャーター便初便が就航した。開業を記念した式典では、関西エアポート社長CEOの山谷佳之氏らが出席し、新たな発展段階を迎えた神戸空港の門出を祝った。

国際化への第一歩

　新ターミナルの開業に合わせて、初の国際線チャーター便が就航。到着便には神戸を訪れるインバウンド旅客を歓迎するイベントが実施され、横断幕でのお出迎えや記念ノベルティの配布が行われた。神戸空港が国際線を迎え入れる体制が整ったことで、訪日外国人観光客の新たな玄関口としての役割が期待される。

　式典では関西エアポート神戸の関係者が集結。代表取締役社長CEOの山谷佳之氏と代表取締役副社長Co-CEOのブノア・リュロ氏が中心となり、くす玉割りなどのセレモニーが執り行われた。参加者たちは白い手袋をはめ、赤いリボンを持って式典に臨み、厳かな雰囲気の中で神戸空港の新たな一歩を祝った。

　供用開始された第2ターミナルビルは、増加する国内線の需要に対応するとともに、国際線の受け入れ体制を強化する狙いがある。関西エアポートグループは、関西国際空港・大阪国際空港(伊丹)・神戸空港の3空港一体運営の強みを生かし、関西全体の航空需要を効率的に受け止める体制を整えている。

　関西エアポートグループは「関係の皆さまと連携し3空港が一体となって、今後も拡大が予想される航空需要をしっかりと受け止め、新しい旅の体験を創造してまいります」とコメント。2025年の大阪・関西万博で、ますます増加する訪日外国人観光客の受け入れ態勢を整えた。

神戸空港発展記念式典