神戸空港は9月28日、視覚障害者支援アプリの実証実験を開始した。
関西エアポート神戸株式会社は、2023年9月28日より視覚障害者支援アプリ「NaviLens」※1の実証実験を実施することをお知らせいたします。
今回の実証実験は、神戸空港ターミナルビルの館内に二次元バーコードを設置し、スマートフォンのカメラを使用して二次元バーコードを読み取ることで、視覚障害者の方を「神戸空港ターミナルビル」~「ポートライナー神戸空港駅」までご案内できるかを検証いたします。たくさんの人で混雑している空港において、スマートフォンアプリによる音声案内にて視覚障害のある方でも単独歩行できるようになれば、視覚障害者の方がより安心・安全に空港をご利用いただける一つの契機になることを期待しています。
関西エアポートグループは、最先端技術の本格導入に向けた実証実験を積極的に取り組み、空港の利便性向上に努めるとともに、安心・安全で快適な新しい旅の体験をご提供いたします。
イメージ図
【概要】
○ 期間:2023年9月28日(木)~ 2023年12月31日(日)
○ 場所:神戸空港ターミナルビル1階および2階
※ 二次元バーコードをターミナルビル1階:30箇所、2階:50箇所
(玄関、階段、EV、ALカウンター、トイレ、店舗など)に設置いたします。
○ 内容:スマートフォンアプリを利用した音声案内によるルート案内
○ 主催:NPO法人アイ・コラボレーション神戸
※1視覚障害者支援アプリ「NaviLens」について
スペイン発祥の視覚障害者用音声デジタル案内アプリです。各所に貼られている二次元バーコードを読み込むことで、目的地の内容・方向・距離などの案内が表示されるとともに音声で読み上げます。また、別アプリ「NaviLens GO」で二次元バーコードを読み取れば、矢印や文字(多言語対応)にて案内もできるため、海外では電車やバスなどにも導入されはじめています。