NHK大河ドラマ「龍馬伝」の放送を観光客の増加に結びつけようと、広島県福山市の福山観光キャンペーン実行委員会(会長・羽田皓市長)はこのほど、龍馬とゆかりが深い鞆の浦地区の魅力をまとめたガイドブックとフォトCDを制作した。
3月19日には市観光課の宮野宏子さんらが東京都台東区の観光経済新聞社を訪れ、PRした。
龍馬率いる「海援隊」の商船・いろは丸が紀州藩の船と衝突、沈没した事件、いわゆるいろは丸事件の解決を巡っての談判の舞台となったのが鞆の浦で、龍馬との縁は深い。ガイドブック(A5版34ページ)はいろは丸事件の概要や龍馬との関係、江戸期からの常夜灯など史跡、名物料理、宿泊施設などを紹介している。
ガイドブックは3千部、CDは400枚作り、旅行会社などに配布するとともに、1部200円で販売する。
鞆の浦の観光客数は年間約175万人。同市などでは追い風を生かし、龍馬関連のイベントも企画・実施、観光客の増加を目指す。
ガイドブック