福島県福島市の高湯温泉の中心部に気軽に立ち寄れる湯だまり「温泉公園」が完成、このほど一般に開放された。温泉公園がある敷地(約3千平方メートル)では10年ほど前まで、コンクリート造り4階建ての旅館が営業していた。旅館が倒産した後も建物が放置され、温泉地の景観が損なわれていた。このため同観光協会が土地を取得、解体撤去し、4年をかけて市の補助を受けながら温泉公園として整備した。
湯だまりは約30人が座れる。湯は薄い乳白色の硫黄泉で、毎分100リットルの湯が源泉から配湯されている。温度は41度。足湯や手湯など自由に利用できる。
同観光協会の遠藤淳一さんは「高湯温泉の近くには有料道路が通っているので、ドライブ帰りにでも気軽に立ち寄って」と話している。